青木真莉子の滞在日記
いしまち止めていし探し
2020年11月7日

滞在1週間が過ぎ、地域の人から「いし」を集める事の難しさを知る。制作する時間も限られている為、少しプランを変更。人以外の地域のひとから「いし」を集める事にした。地域アートプロジェクトは勿論人が主導で動いて行っているが、別に人だけのものではなく、この土地に生きる全てのものの為であれと思う。

それでも人以外に広げるとターゲットは沢山。これも1ヶ月という短すぎる期間では曖昧な行動や答えしか出せそうにもない。それはよろしくない。
なので今回は、地域の人が手放したものたちに絞る事にし、歩いて30分のリサイクルショップ向かった。

私はリサイクルショップが好きだ。大事だった物、邪魔だった物、どうでもいい物など、誰かが手放した時間や思いがひしめき合っていて、私の生きる時間の中で出会う事ないだろう一品に出会う事が出来る。パラレルワールドか様々な宇宙がひしめきあう空間、雑多な大宇宙である。騒々しくて、面白い。

丁寧に店内を捜索する、棚に置かれる物達をじっと見つめて考える、手に取ってはじっと見つめる、棚に戻してじっと見つめる、手に取る。
繰り返し繰り返しコミュニケーション。

そんな中で数点、お付き合い頂く事になった物達をリュックサックに詰めてまた30分歩いて帰る。
心なしか、行きよりも気持ちは軽い。しかし、リュックは重い。これも吉。